水槽内で絶滅しかけていたグロッソスティグマの養生を始めて4ヶ月、小さな水槽のほぼ半分くらいを埋め尽くすまでに大きくなりました。
比較的育成が簡単だと言われるグロッソスティグマですが、やはり生育環境を整えないと旨く育つはずもありません。
1本まで減ってしまったグロッソスティグマを再生させた過程と起きやすいトラブルについて考えてみました。
1本のグロッソスティグマでしたが
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やっぱり生育環境は大事だよな
環境さえ整えば元々成長の早い水草なので驚くほどすくすくと育ってくれます。
その環境ですが、やはり炭酸ガスを添加した方が状態が良いですね。
今さら何をと思われるかもしれませんが、やはり成長スピードが速いし全体にいきいきとした感じが伝わってきます。写真のようにいまだに発酵式の簡単な方法での添加で炭酸ガス濃度も一定していませんが添加するだけの価値は十分にあるようです。
とりあえずこのままで、底面いっぱいになるまで成長を続けさせて見ようと思います。
現在の環境
- 水槽 kotobuki F-25S/B
- 照明 ダイソーの60ワットLED電球。(ためしに使っています。水槽が小さいので充分明るいようです。
- 濾過 kotobuki ミニボックス120N(都合で水作エイトSから変更しました)
- ヒーター たぶん50Wのもの
- ソイル 水草一番サンド
- 水温 25℃
- PH 6.5くらい
- これに発酵式で炭酸ガスを添加しています。
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再確認!グロッススティグマを育てる場合のトラブル対策
環境さえ整えれば育成は容易なグロッススティグマですが、なかなか旨く育たない場合も多いようです。(実感しています)
陥りやすいトラブルとその対策を再確認してみました。
横に這っていかず立ち上がってしまう
原因は光量不足
グロッススティグマは有形水草のため、光りを求めて立ち上がってしまう性質があります。流木の影になっている場合など原因がハッキリしている場合もありますが、影になるようなものがないのに上に伸びてしまう場合は光量不足を疑い照明装置の追加を行ったり、底砂を厚くして盛り上げる(照明に近づける)必要があります。
葉が黄色っぽくなってしまう
原因としては、栄養不足、もう一つは葉と葉が重なり合い影になった葉や古くなった葉が生長不良になり共に黄化を起こしてしまいます。
こうなるのは光、二酸化炭素、栄養のバランスが崩れていることが考えられますので、
- トリミングを行い重なり合った葉を除去する
- 底砂内に追肥を施してあげる
などを行う事で更なる成長へとつながっていきます。
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葉が小さくて薄くどことなく勢いがない
原因は肥料不足、トリミングのやり過ぎ
こまめにトリミングを行っていると葉は細かく小さくなるものです。この場合は問題ありません。
あまりトリミングをしてもいないのに、葉が小さくなりなおかつ薄くなってしまった場合は肥料不足が疑われます。低砂用の肥料を追加してみる必要があります。
などなど、いろいろと気難しいところのあるグロッソスティグマですが、うまく育つととてもキレイな前景草です。
さらにキレイに育ててみたいですね。
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