ビーシュリンプを収容している水槽は45cmと60cm2つなのですが、ここのところ悩まされているのが「黒髭コケ」です。
左写真のように、遠目にも水槽全体が黒っぽく見えるし、さらに近寄ってみると右写真のように黒髭コケだらけ。アヌビアスナナなどは黒髭コケで埋没しているようにも見えてしまいます。
この黒いひげ状のコケはすべての水槽で発生しているのですが、退治できたためしがないのがつらいところです。
レッドビーシュリンプは元気に暮らしていて、抱卵個体や生まれたての個体などたくさんいるので直接の影響は無いようなのですが、こいつが生えるととにかく見た目が黒ずんできて見られたものではないですね。
黒と赤のコントラストなどとはとてもいえません。
黒髭コケをなんとか除去したい
これらの水槽を立ち上げた時に、奮発してエーハイムのリン酸除去剤を使ってみたのですが、根本的な対策にはならないみたいです。
[itemlink post_id=”915″]
これから生えてくる黒髭コケには効果があるようなのですうが、すでに生えてしまっている黒ひげコケに対しては無効というかほとんど効果が感じられませんでした。
有効期間もあまり長くない上にそれなりのお値段なので漠然と使い続けるわけにもいきません。
charm楽天店でのユーザーレビューをみても、悲喜こもごもといったところですが、淡水より海水の方で効果が見られるみたいですね。
小さなビーシュリンプがはいっていると、そうそう水槽のリセットもできないし、どうしたものでしょう?
行きつけの熱帯魚店で聞いてみても「まめに手入れしてるだけですよ」とのお言葉。じゃあ、私の手入れが悪いのかなって事になるわけで、ますますわからん。あんまりやりたくないけど、水替えを頻繁にしてみたりしても効果ないし、困ったものです。
黒ひげコケ発生の原因は何なの?
水槽内に発生するコケにもいろいろとありますが、黒髭コケが発生する場合の特徴として
- 成長の早い水草にはほとんど生えない。
- 逆に、アヌビアスナナなど成長の遅い水草には「もういいだろ」と嘆きたくなるほど大量に発生する。
- 外部フィルターの排水パイプなど水流の強いところにも発生する。
等々がありますが、これは結果論でしかありません。
ではどうして発生するのかという原因ですが、黒髭コケは「リン(リン酸)」「硝酸塩」「光」が揃えば繁茂するそうです。
とりわけリン酸の過剰が黒髭コケの発生の引き金になるということなので、いかに水槽内のリン酸を減らすかがポイントとなりそうです。
水槽内のリン酸を減らす方法
水槽水のリン酸濃度が増えるのは、エサのやり過ぎや濾過装置の汚れによるところが大きいそうなので、エサの量の適正化、濾過装置のフィルターの清掃を心がけるべきなんでしょうね。
エサの量の適正化と濾過装置や水槽内の清掃
ビーシュリンプなどのエビに与えるエサは少量でそれほど水を汚すとも思えないので、主に濾過装置・外部フィルターのメンテナンスが主になりそうです。
ただあまり頻繁にいじくるのも水質の安定性といった面も考慮すると、半月~1カ月に1回程度になるかなあと思います。
あとは、定期的に水替えをする、ソイルに溜まった汚泥(リン酸のたまり場だそうです)を取り除くとかが効果がありそうですね。これらはリン酸を強制的に排出できますので効果的でしょう。
どれも日常の管理に含まれる作業ですのでめんどくさがらずにこまめに手入れをしなさいということでしょう。
リン酸除去剤の導入
つぎに、リン酸を除去するといえばやはり濾過装置内にリン酸除去剤を仕込んでみることも価値がありそうです。ただ、前にも書いたように即効性は期待できそうにもないので様子を見ながら気長に続けることが必要かも知れません。費用もかかるのが難点です。
水槽内の水流を工夫してみる
黒髭コケは強い水流の当たるところに発生する傾向があります。
シャワーパイプの排水溝の部分や、強めの水流にさらされているアヌビアスナナなどの成長の遅い水草などに発生します。
そこで、水槽内の水流を均一化するように工夫して、水が水槽内をゆっくり巡回するようにすれば局部的に黒髭コケが発生するのを防げるかもしれません。
照明の強さや照射時間を変えてみる
この方法は結構効果があります。
黒髭コケを根絶させることはできそうにありませんが、全体的に黒髭コケの勢いを弱めることができるようです。
水槽内にあるのが陰性水草でしたらそれほど強い光は必要としないでしょうから、照明そのものを弱くしてみる。
照明を付けている時間を短く、例えば8時間照射していたところを6時間に短縮するなどしてみる。
これ、意外なほど効果があります。すでに生えてしまった黒髭コケにはあまり効果がありませんが新たな発生は減ります。
騙されたと思ってやってみる価値はあるでしょう。
黒髭コケを食べる生体を導入する
一般にいわれているコケ取り生体のヤマトヌマエビやオトシンクルスは黒髭コケには無効です。見向きもしません。
そんな中、黒髭コケを好んで食べてくれるのがサイアミーズ・フライングフォックスだそうです。試したことはないのですが、かなり効果的なようです。さすがに生長しまくった黒髭コケは食べないそうですので、水槽ち上げの初期から予防的に導入しておくのが効果がありそうです。
[itemlink post_id=”916″]
生えてしまった黒髭コケを取り除くには
水草がアヌビアスナナの場合は、木酢液が効果絶大です。
その他の水草には木酢液は強烈すぎるかもしれませんので試してはいません。
基本は黒髭コケがついた部分はカットして捨てるのが一番でしょう。
決定的な黒髭コケ除去法はない
これをすれば黒髭コケが発生しなくなるといった決定版的な方法は無いようです。
どれも日常の管理に含まれる作業ですのでめんどくさがらずにこまめに手入れをしていくことが黒髭コケを減らすことにつながっていくのでしょう。
コメント