野菜用のプランターを転用した屋外にあるメダカプランター、メダカの増殖につれて、いつの間にか4つに増えてしまいました。
そこに使っていたエアーポンプがGEX e-AIR6000WB。
吐出口が2つの製品なのですが、それぞれ分岐させて4分配で使うといかんせん力不足、満足なエアレーションができません。古くなったせいもあるのでしょうがパワー不足は隠せませんね。
ということで吐出口が4つある製品を探してみたのですが、見つかったのは
- WIKRON 酸素ポンプ 4口 水槽エアーポンプ
- ジェックス e‐AIR 9000FB エアーポンプ
の2種類のみというありさま。
どちらにしようか迷ったのですが、今回は気まぐれで「WIKRON 酸素ポンプ 4口 水槽エアーポンプ」を購入してみました。
この記事は、複数の水槽を管理している方で複数のエアーポンプを一つにまとめて配管をすっきりとさせたい方の参考になるかもしれません。
WIKRON 酸素ポンプ 4口 水槽エアーポンプ
この製品は「安心と信頼の中国製」です。WIKRONなどという名称は聞いたことないし、梱包がチャイナポスト特有のねずみ色の袋でしたから。発送はアマゾンなんですが、チャイナポストでアマゾンに届いたものをそのまま再発送したという感じかな。
これみて大丈夫なんだろうかという気持ちがわいてきたのは正直なところです。
さて、吉と出るか凶と出るか楽しみです。
外形は大きいが強力なエアーポンプ
本体
一言でいって「でかい!」
大きさは18 x 14 x 9 cmとのことですが、実物はもっと大きく見えます。
今まで使っていたGEXの製品のちょうど2倍くらい。これは力がありそうです。
本体はテカテカ光る黒いプラスチック製ですが少々手荒な作りのところがあります。実用上は問題ありませんがこのあたりが中国製なのでしょうか。
上部に見えるダイヤルつまみで空気の吐出量を調整できるようになっています。ないよりはマシですが、後に試したところ「あんまり変わらない」という事実が判明しました。
あとになって再度試したところ、それなりに変化しました。
付属品
付属品は一通りのものが同梱されていました。
- エアホース(約5メートル)
- 逆流防止弁(4個)
- エアストーン(4個)
- 取扱説明書(ペラ紙1枚ですが英語と日本語でした)
本体と付属品だけで基本的なエアレーションができるようになっています。
必要そうなものはすべて付属させる…中国製に良くあるタイプですが、親切といえば親切ですね。
エアーポンプの使用感
屋外に置いてあるメダカプランター4つにセットしてみました。吐出口が4つあるのでプランター1つに吐出口1つを使えるので分岐栓などは使う必要もなく配管はとてもすっきりしました。
今まではGEXのエアーポンプを使っていたのですが、2口で両方を2分岐していたのでパワー不足、満足にエアレーションができないという状況でしたが、このエアーポンプに変えてどうなるか、興味津々です。
動作音
動作音ですが、この手のエアーポンプは構造上「ブ〜」という音が出るのが普通なのですが、このWIKRON 酸素ポンプも例外でなく「ブ〜」音がします。それほど大きくはないものの静音とはほど遠いものですね。エアーの吐出量を最低にすれば少し小さくなりますが、皆無とはいきません。
寝室などでの使用には難ありかもしれません。
吐出量
今のところ最大に設定して十分な吐出量を確保できています。
以前のように途中で2つに分岐させていた時とは比べものになりません。
吐出量は本体上部のつまみで加減できるのですが調整範囲はあまり広くはありません。
電気代
仕様によると60hzで12Wとあるのですが関東は50hzですから10W位ではないかと思います。電気料金は一月で200円くらいかな。契約している電気事業者によって変わってくると思いますけどざっくり数百円くらいでしょう。
エアーポンプと逆流防止弁
逆流防止弁なんで必要なの?
逆流防止弁は水槽の水がエアーチューブを逆流してポンプに悪影響が及ぶのを防ぐために使われます。
- 停電や故障、夜間に騒音を止めるために停止させたなどに、エアーポンプが止まるとエアチューブ内の圧力が下がり水槽の水が逆流してしまう。
- 水槽の位置よりエアーポンプが低い場所に置かれている場合は更に圧力の逆転が起きやすく水槽の水が逆流してしまう
などの状態になった時に逆流防止弁が途中につけてあると水の逆流を未然に防げることになります。
ただ、逆流防止弁は本体内に常時閉じている弁が設置してあり通気に多少の抵抗があるのでエアーポンプの負荷が増え寿命が短くなるといった弊害もあるようです。
個人的には逆流防止弁は付けないことが多いのですが、実際に水槽水が逆流してしまったことはあります。エアーポンプには入り込まなかったので事なきを得たのですが、エアーポンプの置き場所は水槽より高いところに置くように気をつけていますね。常時動作なので日常的には支障ないのですが、逆流防止弁を付けた方がいいんだろうなぁ。(^_^;)
逆流防止弁には向きがある
逆流防止弁は取り付ける向きが決まっていますので間違えないようにしてください。逆さまにに取り付けるとエアーが全くでないというトラブルになります。ポンプに異常がなければ逆流防止弁を逆さまにして取り付け直してみて下さい。きっとうまくいきますよ。
あと、逆流防止弁を取り付ける位置ですがどこでもいいです。水槽の水面より上でも下でもかまいません。途中に入っていれば取り付けた位置で水は止まりますので。
まとめ
中国製造の大型エアーポンプはいかがだったでしょう。
国産に比べて低価格で品質はそれなりですが実用上問題になることはありませんでした。ただ、不安点もあります。
補修部品の入手不可か?
この製品の一番の不安点は、故障した場合に補修部品が手に入るか、修理ができるかということですね。今のところアマゾンで探しても見当たらないので入手は無理かなとは思っています。
低価格のエアーポンプなので2〜3年の使用で壊れたら買い換えるといった割り切った考え方も成り立つでしょうが、少々もったいない気もします。
その点ではGEXのエアーポンプを選んだ方が良いかもしれません。こちらなら補修部品はホームセンターなどで購入できますからね。
まぁ、いつまで使えるかわかりませんが製品テストのつもりでやってみようと思っています。
いつまで持つかな?中国4000年ですからね、関係ないけど。4000年かな??
2022年12月29日 購入後1年半、今でも動作中
この中国製エアーポンプ「WIKRON 酸素ポンプ 4口 水槽エアーポンプ」ですが、連続動作させて1年半、今も支障も無く空気を送り続けてくれています。
さすがに4000年というわけにはいかないでしょうがもう元はとれたかなと感心しています。
あとは「いつまで持つか?」ですね。
上記のエアーポンプはAmazonで現在売り切れ中ですが、同じような製品がいくつか見つかりました。
本体のデザイン以外は性能から付属品の内容までほとんど同じなのでどれを購入しても同じだと思います。それに少々低価格なのも魅力。
下はGEXのエアーポンプ。国内メーカーとはいいながら製造は同じく中国。
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