エアーポンプはアクアリウムにとってなくてはならない小道具といえます。
別になくても困らないがなんとなくセッティングしてしまうニクいやつといったおもむきをプンプンさせてます。
このエアーポンプ、故障した時修理してますか?
安いものだから買い換えちゃう!
なんていう方も多いのかもしれませんが、ちょうど手持ちのエアーポンプが故障したので修理してみることにしました。
補修用パーツが手元になかったのでとりあえずの方法での修理です。
時々故障するエアーポンプ
さて、このエアーポンプですが、時々エアーがでなくなります。故障です。
エアーポンプは構造が簡単ということもあり、あまりこわれることはないのですが、内部に使われているゴム製のダイアフラムが常に振動していることから疲労破断してしまうことが良くあります。ゴムだから切れやすいのですかね。
これが破れると空気がもれて吐出量が激減してしまい、役にたたなくになってしまいます。
こうなるとダイアフラムを交換するしかないのですが、いつ壊れるのかわからないので交換パーツが用意できないことがひんぱんにあります。
買い置きなんかしないし、忘れているし…。
でも、パーツはないけどとりあえず修理したい…。
そんな場合のセコい修理をやってみました。
コリドラス水槽のエアーポンプが故障したみたい
上の写真はぶくぶくと泡が出ているはずの場所に泡がない状態で、昨日エアーポンプの故障に気がつきました。
こうなると修理するしかないのですが、あいにく交換部品が手元にありません。でもいつものように泡を出したいし、コリドラスも「あぶくがでてないぞ!」と目で訴えているし、しかたがないので何とかしようとセコい修理を始めました。
本体を分解します
修理するエアーポンプは、有限会社アーテム製造、日本動物薬品株式会社販売の「ノンノイズS100」というエアーポンプで、小さくて使いやすいので日常使っている製品です。
まず本体裏面にある4本のビスをはずします。
本体がパカッと半分に分かれます。
ダイアフラムを取り出す
真ん中のネジをはずしゴム製のダイアフラムが付いているパーツを取り出します。
ダイアフラムをパカッとはずして、真ん中のネジをはずす。これでゴム製のダイアフラムがはずれます。
ほら、ゴム製ダイアフラムの一部がひび割れて切れてるでしょ。ここから空気がもれているんですね。
ひびを塞ぎます
きちんと修理する場合は交換用パーツを使って取り替えてしまうのですが、あいにくそんなもの持ち合わせていないので応急処置としてこのひび割れた穴をふさぎます。
瞬間接着剤でね。
瞬間接着剤は液状タイプよりゼリータイプがおすすめです。液状よりもたれにくくて使いやすいです。これはダイソーなどの100均で購入することができます。
ひびの中まで接着剤が入り込むようにちょっと盛るように多めに付けると良いようです。
接着剤を付けたら、ひび割れた面が隙間なくくっつくように適当な重りをダイアフラムの上にのせておくと良いです。重すぎるのはゴムがゆがんでしまい逆効果ですので、様子を見て適度な重さの物を使って下さい。
このまま1〜2時間ほどおいて完全に接着(瞬間じゃないな)したら、今までと逆の手順で組み立てます。
出来上がりですね。
修理完了、早速使ってみましょう。
さて、修理結果はどうかなと早速確認です。
使ってみると写真のように泡が沢山出るようになり吐出量がほぼ元にに戻っています。
コリドラスも喜んでるか…な?
とりあえず、めでたしめでたし。
この修理法では長持ちはしません
これでえとりあえず治ってはいますが、しょせん応急処置で苦しまぎれの修理ですので長持ちはしません。ゴムがへたってしまっているのでそのうち再発するでしょうから、交換パーツを手に入れてまっとうな修理をしてあげて下さい。
エアーポンプの構造はどれも似たり寄ったりですので、修理手順に大きな違いはないはずです。
テトラやジェックスなど大手メーカーのエアーポンプだと大体交換パーツがでているので修理可能です。(このノンノイズシリーズももちろん交換パーツはあります)
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やっぱりエアーポンプでも補修部品の有無などを考えると大手メーカーの品を使った方が良いようですね。
使い捨てというわけにもいきませんしね。
地球に優しいアクアリウムを心がけたいです。
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