コリドラスがまた病気になったしまいました。
日常の水槽管理が悪いのか、はたまた他の原因があるのかわかりませんが、またまた病気になってしまいました。
どのような症状かというと、写真を見ていただければわかるように(ちょっと見にくいですが)背びれの付け根とその周辺が白くなっています。
見た目から思うに、今回は水カビではない模様。
色々調べてみたところ、どうやら「カラムナリス病」のようで、2日ほど様子を見ていましたがだんだんと広がってきている感じがします。このまま放置しておくと数日の内に★になってしまいそうです。
このカラムナリス病にかかると
- 苦しそうにふらふら泳ぐようになる
- 鰓(えら)に感染した場合は鰓(えら)が溶けてしまう
- 放置すると病勢が急に進み死に至る
といった症状・経過をたどるようです。
今のところはあまり体力が落ちている様子もなく平然と泳いでエサをついばんでいるので、
治療するなら今のうちにやるしかないと重い腰を上げました。
コリドラスなどのナマズ類は薬品に弱いそうなので、病勢が広がり体力が落ちてからだと十分な治療ができなくなる可能性が高くなってしまいます。
カラムナリス病の治療法
治療法を調べてみると、メチレンブルーなどの薬浴が一般的のようです。
あとは、水温を上げて塩を適量投入すれば良いと言ったこともいわれているようですが、カラムナリス病にはこれだといった治療法が確定しているわけではないようです。
メチレンブルー
メチレンブルーなどの薬浴は、いままでに何度も試した事があるのですが、あまり治った記憶がないので気が進まない。それに、メチレンブルーはすべてを青く染めてしまうし、水草は溶けて死んでしまうのでなおさら気が進まない。いろいろと後始末が大変なんだ。
でも、何もしないと死んでしまう…。
しょうがない、隔離水槽をセットするか。
と言う事で、手持ちの25cm水槽に一通りの器具
- 保温用ヒーター
- とりあえずの小型濾過装置(投げ込み式など簡単な物)
- 身を隠すための土管(薬のせいで草だと溶けてしまうので)
をセットして薬浴用水槽を立ち上げました。
メチレンブルーの投入量
メチレンブルーの説明書によると、60cm水槽の水量は60cm×30cm×36cmで60リットル、
この場合の投入量は約10ミリリットルだそうです。
25cm水槽の場合は、25cm×25cm×22cmで水量は約14リットルになります。
水量比でいくとメチレンブルーの投入量は大体2.6ミリリットルになります。
※製品毎に適量は違うと思われるので各説明書に従って下さい。
使用上の注意点としては、
罹患したコリドラスの様子にあわせて、体力が残っていて元気なら規定量を、
見た目弱々しくて体力が落ちているように見える場合は規定量の半分にするとか、
状況に合わせてメチレンブルーの投入量を調節した方が良いでしょう。
コリドラスなどのナマズ類は、もともと薬品に弱いという事を忘れないようにしないといけませんね。
この程度の投入量でも水槽の中は真っ青になりますからね、やれやれ…。
照明はない方が良い
メチレンブルーは光が当たると分解して無効になってしまうそうなので、蛍光灯などの照明器具は使う必要はないでしょう。
ベストな治療法ではない
カラムナリス病専用の薬は市販されていないようですので、このメチレンブルーによる薬浴は「そのままにしておくとコリドラスが死んでしまう」場合の暫定的な治療で、ベストな方法ではありません。苦し紛れの治療法とでもいいましょうか…。
これで治ってくれれば良いのだけれど…。
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